『青鞜』創刊号(大阪府立中央図書館)

 今日は大阪府立中央図書館に、展覧会に出品する『青鞜』創刊号を閲覧してきました。つい先日まで堺市の与謝野晶子文芸館で展示されていたこの『青鞜』を、11月にディレクターの中西さんと見に行ったのですが、今日は中央図書館に戻って来たのをじっくり独り占めして閲覧してきました。

 創刊号といえば、平塚らいてうの「元始、女性は太陽だつた」の創刊の辞が教科書にのるくらい有名ですが(この文のページの傷みが激しかったですし)、与謝野晶子の「そぞろごと」という詩もまたよく知られています。与謝野晶子は大阪を代表する女流作家。中之島図書館で開催する展覧会「アーティストと本/いくつかの関わりを通して」展では、「そぞろごと」の詩と、『智恵子抄』の主人公でおなじみの長沼智恵子の表紙絵を展示します。女性の自立をうたった作家や画家の、雑誌発行に対する意気込みが、茶色くなったページの端々から伝わってきます。

 図書館では美術館と違って、本は作品ではなく資料として扱われます。そのため本が傷んでいたり、資料整理のためのはんこがバシンと押されていたりと、美術館では味わえない渋さがありますが、それも本という媒体を作品にする時の一側面かなと思えます。

(ふるさか)
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by bookartpicnic | 2009-12-24 17:40 | ブックアートピクニック2009