路地と人(東京・神保町)

路地と人
URL: http://rojitohito.exblog.jp/9629244/

 神田神保町に新しくオープンする「路地と人」にて、私たちの企画がレポートされます。レポーターはチラシやドキュメントブックのデザイン・編集をしてくださっている言水ヘリオさん。先日行われた国際交流セミナーやワークショップ、展覧会の様子を報告してくださいます。会場ではブック・アートにちなんだ企画『逃げろ!半分書店~国際ブック・アート・ピクニックを西に見て』も開催中。大阪は遠くて見に行けないという関東周辺の方々、ぜひこの機会をお見逃しなく!時間や内容等の詳細はURLをご覧ください。
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# by bookartpicnic | 2010-01-28 21:51 | ブック・アート・スポット

中之島図書館に入館するときは

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 ふるさかです。中之島図書館に入館するときには入館手続きが必要です。とはいっても至って簡単。ロッカーの鍵を入り口で渡されるので、カバンをロッカーに預けるだけ。貴重品や筆記用具を持ち込みたい時は透明な袋を貸してもらえます。荷物を預けるせいか、来場される方の多くはゆっくりと作品を見てくださっています。大阪で一番古い図書館は一見の価値ありです。
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# by bookartpicnic | 2010-01-28 21:45 | ブックアートピクニック2009

ブック・アート・ワークショップAレポート

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 ふるさかです。レポートが遅れましたが、24日(日)に日本橋の應典院にてブック・アート・ワークショップA~素材を交換して本をつくろう!~を開催しました。参加者は21名。ロセラさんは、いつも即興的にアイデアを思いつくアーティストなので、打ち合わせする中でアイデアを話し合い、スタッフ達もどんなワークショップになっていくのかドキドキしながら始まりました。

 まずは参加者の心と身体をほぐすため、瞬間的に描くドローイングから始まりました。明るいと暗い、生と死など、ロセラさんが用意してきた反語からうけるイメージを、考えるのではなく、20秒の即興で描きます。最初は戸惑いながらペンを動かしていた参加者の皆さんでしたが、「More intence!(もっと強く!)」というロセラさんのかけ声に後押しされるように、スピードにのって心がだんだん解放され、のびのびとしたドローイングが次々と描かれていきました。そのスピードたるや、用意した紙がすぐになくなってしまうほど。ボランティアスタッフのみなさんが、大急ぎで紙をカットしてくれました。

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 心と身体が解放されてきたところで、描き上がったたくさんのドローイングの中から一番気に入ったものを各参加者が選びます。そしてそれを他の参加者20枚分手描きでコピーしていきました。ロセラさん曰く、「めんどくさい!」と言われるのではないかと少し心配していたのですが、皆さんさくさくとコピーを仕上げてゆく様子は、ドローイングを反復することで、言葉から受けた瞬間的な印象を反芻しているかのようでした。

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 21枚のドローイングをコピーしたら、次はそれを参加者全員で交換します。手元に集まった全員のドローイングと言葉を、今度は頭を使って並べ替え、自分だけのストーリーを編み出していきます。ここでいよいよ皆さんが持ち寄った切り抜きなどの素材が登場。ドローイングとドローイングの間に、思い思いの素材が挟み込まれ、貼付けられ、ストーリーがどんどん豊かな色彩を帯びてゆきます。

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そしてタイミングよくコスタリカのコーヒーが振る舞われ、皆さん頭が冴えて、どんどん本の世界の中へ没頭していきました。静まった部屋には、コスタリカのシックな音楽が響き、そこに流れる時間の密度が深まっていきました。最初はどんな本ができていくのか、誰も予想がつかなかったのですが、ロセラさんの描いたアウトラインに導かれできていく本は、今ここに流れている時間と直感をシェアするという哲学的な作品となりました。

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 最後は出来上がったそれぞれの作品についての発表です。3時間かけて作り上げた本のストーリーは濃密で、それぞれのページにこめたアイデアを、ひとりひとり丁寧に話してくれました。同じドローイングを共有しながらも、どの本も全く違う。そしてそれぞれの本の世界についてうれしそうにお話しているを聞いていると、本は私たちの中にある複雑な世界観を、解きほぐして表すことができる表現方法なんじゃないかなと思えました。

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 言葉にならない哲学を参加者の皆さんも肌で感じていたためか、とても充実した時間を過ごせたとの感想をたくさんいただきました。あと、予想外の展開がとても面白かった、自分を解放することができた、とも。いやはや、ロセラさんの導く世界へみんなでワープしたようなワークショップ、そのおみやげは世界に一冊しかない本でした。

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# by bookartpicnic | 2010-01-28 11:23 | ブックアートピクニック2009

Darrel Ellis

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caloでは、1970年代からニューヨークで活動をつづけてきたフランクリン・ファーネイスがもつ膨大なアーティスト・ブックのコレクションからよりすぐりの約20点を展示しています。

"Darrel Ellis" (1986)
Darrel Ellis

アーティスト自身の名前がそのままタイトルになっている作品。ダレル・エリスの父は、彼が産まれる直前に警察との衝突にまきこまれて亡くなっている。この、家族にとってのトラウマティックな記憶をテーマに、エリスは写真やドローイングを中心にした作品の制作をつづけるが、1992年に34歳の若さでAIDSにより死去。
この作品では、1980年代のニューヨーク、ハーレムやブロンクスのアフロ・アメリカンの生活世界が切り取られている。
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# by bookartpicnic | 2010-01-27 21:51 | ブックアートピクニック2009

ディスカッション:アーティスト・ブックとパフォーマンス

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ワークショップBにご参加されたアーティストの皆さま、お手伝いいただいた皆さま、終了予定時刻を越えながらもこころよく会場を提供いただいたCaloさま、本日は大変ありがとうございました。

フランクリン・ファーネイス(FF)のディレクターであるマーサ・ウィルソンを囲んで、アーティスト・ブックやパフォーマンス・アートにかかわりの深いアーティストが各自の表現についてプレゼンテーションを行うというのが本日の企画の趣旨でしたが、そこで披露いただいたそれぞれの作品でもうひとつの展覧会ができそうなほど、アーティスト・ブックの多様さと奥の深さを垣間見ることができました。

まずはじめに、マーサによるFFコレクションの紹介です。ここでは中之島図書館とcaloの展示では全て見せることのできなかったFFコレクションのなかから、greatest hitsともいうべき代表作をいくつかピックアップして、画像をみながら説明をききます。紹介された作品は、1970年代にアメリカで出版されたものを中心に、写真集的なものから、コンセプチュアルなものまで多岐にわたります。

マーサ曰く、FFでアーティスト・ブックを蒐集する際の基準は「ない」とのこと。アーティストが「本」といえば「本(アーティスト・ブック)」としてコレクションに加えていきます。そこで集まってくる作品は、文字通り多種多様ですが、とくに際立っているのが「政治的」な傾向。1960年代から1970年代のカウンターカルチャーの影響をはっきりと見て取ることができるといえます。当時「本」としての芸術作品に見出された希望/野望のひとつは、その複数性と民主性。一点ものとしての芸術作品ではなく、複製され、廉価で容易に入手することができるアーティスト・ブックは、限られた一部の鑑賞者でなく、より多くの人の手にわたることが目的とされていました。

つづいて、参加頂いたアーティストの方々のプレゼンテーションです。ブック・オブジェ的なもの、パフォーマンスのドキュメンテーション的なもの、インスタレーションの空間すべてを「本」のページとしてとらえるもの、そして制作過程が極めてパフォーマンス・アート的なものなどなど、それぞれ説明をききながら参加者がお互いの作品を実際に手にとって「見る/体験する」ことができました。

今回のディスカッションを終えて、アーティスト・ブックを「展示」する困難さのようなものも感じています。もちろんcaloの展示では、実際にふれてページをめくって見て頂くことが出来ますが、それらの「本」はもともと展示されるためにつくられたものではなく、もっと個人的でインタラクティヴな関係性を秘め、「本」と私たちの生み出す行為がパフォーマンス的な要素を孕んでいるからです。もしかしたら、今日みたいに、友だちとわいわいおしゃべりしながらとか、自分の部屋でゆっくりしながら見るのが、アーティスト・ブックにはぴったりなのかも…。うーむ、もうちょっと考えてみつつ、夜はふけていきます。(つづく)

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# by bookartpicnic | 2010-01-27 02:11 | ブックアートピクニック2009

図書館はじまってますよ!

図書館の展示はじまってます!
予想通りというか、図書館を利用されている方がふらりと立ち寄られるケースが多いです。

ひとつひとつの作品写真は掲載できませんが、
とりあえず展示風景を!

展示ケースを利用しています。
近よってみると‥‥思わぬブックアートの世界が広がっています。

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先入観なく、ビジュアル重視でざっと見てもらうもよし。
会場に貼り出した作品解説をじっくり読みながら見るのもよし。

いい展示ですが、今週の土曜日午後3時までです!
まだ見てない方は、急いでどうぞ!
平日は午前9時から午後8時までです!
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# by bookartpicnic | 2010-01-27 00:59 | ブックアートピクニック2009

レポート「ワークショップ:リフレクト・アクション」

ワークショップA「リフレクト・アクション~素材を交換して本をつくろう!~」

日時:2010年1月24日(日) 13:00〜16:00
講師:ロセラ・マトモロス(美術家)
会場:應典院

参加者は20名でした!

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ワークショプの休憩時間にコスタリカのコーヒー&チョコレートのサービスをしました。
コーヒーをいれるロセラさん。

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参加者がぞれぞれに、ロセラさん指導のもとに「力一杯」書いた抽象画っぽいドローイングを、全員で交換しました。
それが本になっていったのですよ!!

続きは、またこんど!

参加者の感想‥‥ブログに掲載されているものを以下に紹介します!
感想1
感想2
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# by bookartpicnic | 2010-01-27 00:54 | ブックアートピクニック2009

京都で銭湯も

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企画のあいまをぬって、今日はマーサとロセラと京都にいってきました。
マーサは25年ぶり、ロセラは10年ぶりの京都訪問です。お寺やアート関連スポットをまわった後、ロセラのリクエストで、銭湯にも。とても寒い一日だったのですが、ばっちり暖まってしめくくることができました!
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# by bookartpicnic | 2010-01-25 20:43 | ブックアートピクニック2009

セミナー速報

中西です。速報を以下、文章がだめだめですが、まずはどんなことが話されたかを伝えたくてここにあげます。
通訳のレベッカさん、お手伝いいただいた多くのみなさま、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

中之島図書館文芸ホールでは国際交流セミナー『ブックアートをめぐって』と題して、日本とアメリカとコスタリカのブック・アートシーンが交差しました。

最初に中西が、大阪のアートNPOのひとつ「大阪アーツアポリア」がペヨトル工房のコレクションを持っていること、アートの本があることで、人々が集い場がつくられていくのではないかと考えていたことなどを話しました。さらには、今回の企画メンバーと調べる中で、日本ではじめてのブック・アートを紹介する展覧会は、今回招聘したニューヨークのフランクリンファーネスのコレクションを紹介した「アーティスト・ブックU.S.A.芸術家による手づくりの本」(1979年)であり、その会場が西武美術館であったこと。また、日本では、やはり今回招聘した、関東に活動拠点を持つ篠原さん企画の「THE LIBRARY展」が、長く日本のシーンを担ってきたことなどを、簡単に紹介しました。

↓篠原さん
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次に登場したのは、篠原誠司さん。「THE LIBRARY展」について、画像を多くつかって紹介してくださいました。さらには、80-90年代の日本のインディペンデントなブック・アートシーンについて話しました。篠原さんの試論は、欧米のブックアートは1950−60年代のマルチプルから70年代にブックオブジェに向かった欧米のシーンと違い、日本は1960-70年代のブックオブジェから、1990年代にマルチプルや出版に向かっていったとのこと。また、ブック・アートシーンとは違ったシーンとして考えられている、少部数のミニコミ紙をあつかっていた東京の動きについても少し触れました。この点については終了後の飲み会で、さらに深い話になりました‥‥。

↓マーサさん
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前半の最後、三番目はマーサ。1902年、イタリアの未来派宣言から話ははじまりました。日本ではあまり知られてないように思うのですが、未来派宣言はビラとして、ベネチアの教会の上から人々に向かって大量にバラまかれたとこと。これが、フランクリン・ファーネスが考える、アクティビスト系パフォーマンス(?)が伴ったブックアートのルーツと言えるということで、その次に、ジェニーフォルツアーの参加型インスタレーションが紹介されました。さまざまな作品を紹介しつつ、それぞれに、その時代のアーティストが一人の市民として向き合っていた社会問題と切っても切り離せないものであり、それゆえに、発表の場面でさまざまな問題があったことなどを、紹介しました。

休憩をはさんだ後半は、アーティスト2人の発表です。

↓松井さん
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松井智惠さんは、「本と私」というテーマで、自身の創作活動について話しました。まずはじめに、松井さんが出品した、はじめての海外での、日本ブックアートシーン紹介展「Arts't Book:Japan」(1985年)の思い出から話されました。その展覧会はフランクリンファーネスを会場としました。その時に松井さんは渡米せず、従ってフランクリンファーネスのマーサにも会っていません。なんと20数年の時間をへて、今回、松井さんはマーサに会ったとのこと。また、自身がつくった折り本の作品を紹介する時に、折り本のルーツが8世紀の中国であり11世紀には印刷技術の発達とともに多くひろまったとのことも話しました。そして、自身の幼少の頃からの読書体験につながる現在の「ハイジ」シリーズの作品を、映像とともに見せました。

ラストはロセラさんです。タイトルは、イトヘンでの個展と同じ「リフレクト・アクション」。多く語るより、映像を見せますとのことで、コスタリカの熱帯雨林の写真にはじまり、歴史的な建造物の中でパフォーマンスをしている様子や、カッコいいドローイングの数々と、ベネチアビエンナーレではじめて発表した「大きな本」などななど、現代音楽風(コスタリカの?)のBGMとともにたっぷり見せてくれました。それは、日本や欧米と、それまでに話してきたシーンとは、また違うシーンといえました。

そんな感じで、全体的に駆け足の発表で、まだまだもっともっと広げれる内容ばかりで、ああ、やっと交差しはじめたな〜という感じだったかもしれませんが、日本でシーンを立ち上げた篠原さんや、ニューヨークで最先端のアンダーグラウンドシーンを担ってきたマーサ、一人の美術家として日本で活動してきた松井さん、コスタリカで活動してきたロセラ。それぞれの活動背景が、交差する貴重な時間でした。

このセミナーの様子は、後日、たっぷりの注釈付で、ドキュメントブックに収録したいと思います。
深くつっこめなかったトピックを注釈でフォローし、濃い内容に仕上げます!
ご期待ください!
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# by bookartpicnic | 2010-01-25 08:51 | ブックアートピクニック2009

中之島図書館搬入デー

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 ふるさかです。22日は中之島図書館での展示の搬入作業を行いました。荷物を台車で駐車場から展示会場に運ぶまで、エレベーターに2度のり、書庫の本棚の合間をすり抜け、古い建物の迷路を行くかのような搬入でした。やはり図書館と美術館は扱う寸法が全然違うと実感しました。図書館内はドアだらけで、モモとかアリスとか、童話の本の世界に迷い込んだかのような気分になります。

 各作家さん達も次々来訪し、搬入作業を進めてくださいました。搬入を済ませた後、マーサさんは上方浮世絵美術館へ、ロセラさんは2度目の文楽鑑賞へ。浮世絵ときくとほっておけない私は、案内と休憩をかねてマーサさんと法善寺横町までいってみることに。美術館の中には、その辺りが歌舞伎座の立ち並ぶ界隈だったためか、歌舞伎役者の浮世絵ばかり・・・。歌舞伎の演目に詳しくないので、どの役がどういう意味があるのか、結局説明できず残念でした。でも、浮世絵は江戸時代のオルタナティブアート(?)。安価に役者や美人の版画を買っては和室にはって楽しんでいた日常が、私たちの美術の一背景でもあります。そんな版画大国(だった?)日本には、ブック・アートと同じような複数性を楽しむ習慣が昔からあったことを伝えたかったのです。
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# by bookartpicnic | 2010-01-25 00:58 | ブックアートピクニック2009

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