<   2010年 02月 ( 7 )   > この月の画像一覧

beyer(大阪・玉造)

beyer
URL: http://www.beyerbooks-pl.us


c0221069_143780.jpg


 大阪の生活感あふれる玉造商店街の脇道を入ったところに、ぽっとあかりの灯ったバイエルさんはあります。一階は本屋と展示スペースとデザイン事務所、二階は本を閲覧できる図書スペースになっています。靴を脱いで上がる秘密の部屋のような図書スペースでは、コーヒーを飲みながら選りすぐりの本を閲覧できます。置いてある写真集や図録は、視覚的なインスピレーションを与えてくれるものばかり。ページをパラパラとめくれば、ゆっくりと自分のイメージする世界が描かれていくような時間を味わうことができます。アイデアをひねり出す時間がほしい、なんていう時におすすめのブック・アート・スポットです。

 ご主人の梅田さんにお話を伺うと、二階の図書スペースは「勉強堂」のイメージだとか。「ここで考えたり知ったりする時間を過ごしてもらえたらうれしい。」お店を始める前は、デザインの仕事をしながらギャラリーのボランティアスタッフをされたり、イタリアにある世界の図録を集めた書店に憧れたりしていたとのこと。「世界の図録があれば、世界でどんなことが起きているか知ることができるなと思って。」ここでは世界の図録を設置している訳ではないけれど、お店に集まる本から、今起きている見知らぬ世界に目を向けるきっかけが生まれたら、そんな想いを「勉強堂」や店内の本、さりげなく飾ってあるアーティストの小作品から感じられます。

 図書スペースでは、これまでお店で販売してきた本も所蔵しているので、完売した本でも後々まで閲覧することができます。一階のお店では、フランクフルトのブックフェアなど、海外で買い付けてきた美しい作品集や、リトルプレスの詩集、豆本、アーティストの小作品などが販売されています。
(レポーター:ふるさかはるか)

c0221069_145957.jpg

c0221069_151354.jpg

[PR]
by bookartpicnic | 2010-02-25 01:05 | ブック・アート・スポット

森岡書店(東京・茅場町)

森岡書店
URL: http://moriokashoten.com


c0221069_14262451.jpg


 森岡書店さんのことは、大阪・中崎町のiTohenさんで巡回展のはがきを見かけて知りました。展覧会をしているということはギャラリーがあるということ。どんな場所でどんな本を取り扱っていらっしゃるのか、興味津々で訪ねてみたところ、お店は古くて渋い洋風ビルの中に。飴色になった木の扉を開けて階段をのぼりお店に入ると、味のある家具の上に本がふわりと置いてある、本の積み上がった古本屋にはない不思議な空間が広がっていました。写真集の古本が多いのですが、どれもそこにあることが必然のようなたたずまいを醸し出しているというか。

 ご主人の森岡さんにお話を伺うと、元は神保町の老舗書店に勤めていらしたとのこと。当時は独立など考えたこともなかったのですが、この建物と出会ったことがきっかけでお店を構えるに至ったそうです。幼い頃から古いものがお好きで、その延長のように場所の魅力に惹かれてできたお店には、ギャラリー展示や朗読会、演奏会が行われるなど、本を買いにくるだけではない場の楽しみがあります。

 私が訪ねたときには、「米津陽介写真展」が開催されていました。「ギャラリーと書店が一緒になっていると、作家と出会えるのがいい。」気さくにお話しくださった森岡さんは、書店で人との出会いを生み出すようなすてきなご主人でした。「カモメがくるんですよ。」川の流れる明るいお店の窓を開け、豆を空になげる森岡さん。すると、どこからかカモメが颯爽と現れてきて見事にキャッチ!ここは確かに選りすぐりの美しい本が並ぶ書店なのに、カモメまで寄ってくる。こんなさりげない魅力のある空間で展覧会をしたいと思うアーティストは少なくなくないだろうなと思うのです。ギャラリーは書店空間と融合していて、どことなくそれは、本の中の挿絵のページのように、安らぎを与える機能を果たしているように感じました。
(レポーター:ふるさかはるか)

c0221069_14264279.jpg

c0221069_1427639.jpg

[PR]
by bookartpicnic | 2010-02-23 14:27 | ブック・アート・スポット

コモンズフェスタ2009/2010 ブログ掲載

 コモンズフェスタ2009/2010のブログに、ブック・アート・ワークショップAのレポートをご掲載いただきました。参加者の方のお声もレポートいただいていますので、是非ご覧ください。

コモンズフェスタ2009/2010のブログはこちら
[PR]
by bookartpicnic | 2010-02-23 14:12 | ブックアートピクニック2009

ABC放送での紹介

 ABC放送のウェブサイト、NEWS ゆう+でロセラさんの大きな本が紹介されました。1月27日にはABCラジオの生放送で展覧会をご紹介いただき、放送を聴いた地元のおじさんが、「大きい本みせてやー。」と展覧会終了後にiTohenさんを訪ねてくださったと聞いています。ご紹介、ご来場くださった皆様にお礼申し上げます。
[PR]
by bookartpicnic | 2010-02-18 14:03 | ブックアートピクニック2009

bookartbookshop(ロンドン)

bookartbookshop
URL: http://www.bookartbookshop.com


c0221069_16365662.jpg


 今回は海外のブック・アート・スポットを紹介してみます。場所はロンドン・オールドストリート地区にあるbookartbookshop。先端的なギャラリー街にあるこちらのお店では、アーティストが手がけたリトルプレスの数々を販売しています。

 初めてのイギリス旅行の初日だったので、「イギリスのアーティストブックってどんなのだろう?」と何の予備知識も持たずにお店に入ってみました。棚には小さな本が並べられ、ショーウィンドウには大きな本が見開きになって置かれていて、どの本もシンプルな本のかたちをしている、というのが最初の印象。ブックオブジェは全くありませんでした。手に取って本をペラペラめくっていくと、具体詩的に文字の配列で意味を視覚化したものや、手製本ならではの素材の工夫で詩を綴ったものなど、なにやら詩的な世界観を文字や素材というモチーフで表したようなアーティストブックがほとんどでした。そういえば、ロンドンに降り立って感じた最初の印象も「標識がきれい」。こじつけかもしれませんが、英語のローマ字が詩的な配列に見えたのは、イギリス文学の伝統の深さに裏付けされているような気がしました。そんな文学の伝統が、イギリスのアーティストブックのデザインにも少なからず影響しているのだと思います。

 本を買うと、お店の方が手書きの帳簿に、どの作品が売れたかをチェックしていました。伺ってみたところ、このお店は非営利団体として運営しているとのこと。アーティストブック理解への貢献とアーティスト支援という目的が、お店の運営方針の基盤になっているようでした。版画の世界でも、アーティスト支援を目的としたショップがあるのを何度か耳にしたことがありますが、こちらも本の複数性を利用してアーティスト支援を行うケースなのだと思います。ちなみにお客さんは、そういう趣旨を理解したコレクターやアーティスト、出版関係者が多い様子。そして、アーティストからの作品の持ち込みを、たいていの場合受け入れているとのことでした。
(レポーター:ふるさかはるか)

c0221069_1637762.jpg
c0221069_16371578.jpg

[PR]
by bookartpicnic | 2010-02-11 16:37 | ブック・アート・スポット

大きな本の旅

c0221069_19195914.jpg

 ふるさかです。ロセラさんと大きな本を見送りに空港までいってきました。問題なく本が送られるよう祈っていたものの、やっぱりそうすんなりはいかず。空港には大きな本が通る検査機がなく、結局丁寧にほどこした梱包をとくというパフォーマンスをするはめに。とはいえ、空港の方々もしっかりと乗り継ぎ手続きを確認してくださったり、梱包のしなおしを見守ってくださったり。ロセラさんからは無事ニューヨークまではたどり着けたとの連絡もあったので、かえってよかったのかもしれません。しかし始まりから終わりまで、パフォーマンスを巻き起こすロセラさんと大きな本でした。

c0221069_19262642.jpg

c0221069_19264620.jpg

[PR]
by bookartpicnic | 2010-02-02 19:36 | ブックアートピクニック2009

クロージングパーティー

c0221069_18342881.jpg

 ふるさかです。最終日にはiTohenさんにてクロージングパーティーを開きました。雨天にもかかわらず、ボランティアスタッフや、ワークショップ参加者、関係者などたくさんの方々がお越し下さいました。iTohenさんが用意してくださったおいしいおつまみとお酒とともに、みんなでそれぞれのプログラムの思い出や感想をかわす温かいムードに包まれました。

 ピクニックにも参加してくださった福本さんが、みんなにタラヨウの葉っぱをプレゼントしてくださり、葉っぱの寄せ書きを交換したり、ロセラさんのおおきな本をみんなでめくって鑑賞したり。各プログラムを通してみんなが思い思いに本をとらえ直し、何となく本で楽しいことができそうな予感を感じているようなご意見をたくさんいただきました。ブック・アートの楽しみという種をまくような13日間を支えてくださった全てのみなさまに、改めて心よりお礼を申し上げます。そしてこんな楽しい機会を作り出してくれたマーサさんとロセラさんに、心から感謝しています。

c0221069_1837831.jpg

c0221069_18373567.jpg

c0221069_18375116.jpg

[PR]
by bookartpicnic | 2010-02-02 19:11 | ブックアートピクニック2009

※このブログにある文章や画像の許可のない転載はお断りします。 ブックアート研究会


by bookartpicnic

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ

研究会
ブックアートピクニック2009
ブックアート関連イベント情報
ブック・アート・スポット

リンク link

最新の記事

ブックアート研究会(第8回)
at 2016-07-12 17:34
THE LIBRARY201..
at 2016-06-04 22:10
ブックアート研究会(第7回)
at 2016-06-01 22:03
ブックアート研究会(第7回)
at 2016-05-24 06:30
THE LIBRARY in..
at 2015-11-09 19:43

以前の記事

2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2015年 11月
2014年 04月
2014年 03月
2012年 12月
2012年 08月
2012年 04月
2011年 11月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 04月
2010年 12月
2010年 10月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月

検索

人気ジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧