ハナ書房(大阪・天神橋)

ハナ書房
大阪市北区天神橋3-5-15天三おかげ館2階 tel 06-6353-1487

 大阪で古い美術書を探したい時には、天満天神古書街にあるハナ書房さんがおすすめです。店内にはモダニズムやシュルレアリスムなどの20世紀美術の古い本や雑誌が所狭しと置いてあり、美しい美術古書に囲まれた至福の時間を過ごせます。

 美術古書の表紙絵やデザインは、本の内容以上に古さや味わいを表していて、そのたたずまいは視覚的にブック・アートとして楽しめます。古い絵の印刷具合や言葉の味わいに触れていると、これを使ってレディメイドの作品ができないかななどと、創作心がくすぐられます。ハナ書房さんでは、中でも古い美術雑誌が充実していて、お店に置ききれないものがたくさんあるそう。そういうものはネットで販売しているそうですが、やはり本棚を徘徊しながら実物に触れて本と出会えることが、アートとして本をみてみる時の直感を研ぎすませてくれる気がします。

 以前お店に入ってすぐに目に入ったのは、クレーの『造形理論ノート』ドイツ語復刻版。日本語版を若かりし頃真剣に読んだので、そのドイツ語版がここに!と妙にテンションが上がりました。版画系女子の私にとっては、山本鼎の随筆や、谷中安規の挿絵(原画が無造作に置いてあります)、石井柏亭が挿絵した与謝野晶子の詩集など、目のくらむ楽しい本でいっぱいの空間。そして今日は、『蝋人形』という昭和初期の大変美しい詩の雑誌を発見し、こんな雑誌を手摺りの版画で作れたらなあなどと夢想しておりました。

(レポーター:ふるさかはるか)


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by bookartpicnic | 2009-12-27 18:43 | ブック・アート・スポット